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家ができるまで「地盤改良と基礎」



①地盤調査、地盤改良

家を建てるためには、家そのものだけでなく、家を建てても大丈夫な土地かどうか調べることが重要です。

家を建てる前には、必ず地盤の強度を確かめる調査を行います。

これを「地盤調査」といい、支持層までの地盤の強度を調査し、その地盤が家の重さに耐えられるかどうかを確認します。

一般的には、家の配置を決定した後に調査が行われ、計測の結果によっては、地盤を改良するための工事を行う必要があります。

強度の計測は建物の四隅と中心の計5か所で行うのが一般的で、SWS(スウェーデン式サウンディング)試験という方法により、地盤の土の硬さや締まり具合を判別し、調査を行います。


調査結果で改良が必要と判断された場合は、地盤を改良する工事を行います。

改良工事を行いことによって、不同沈下(地盤が建物を支えきれず、斜めに沈んでしまう現象)や液状化などの問題が発生することを防ぐことができます。

改良工事の方法は、大きく分けて4種類あり、地盤の状態に合わせて決定されます。


・表層改良
軟らかい層の土と固化材を混ぜて固めることで、地盤の強度を上げ、下部の良好地盤層と一体化させて、住宅の重さに耐えられる強い地盤を作ります。

・柱状改良
セメントミルクを加えながら柔らかい地盤を掘り進み、土の中に直径60cmほどのコンクリート柱を造る方法です。

・鋼管杭改良(弊社ではほぼないです)
支持地盤という、地中深くにある硬い地盤に、鋼管杭という鋼製の杭を打ち込む工事の方法です。杭を打ち込んだら設計の高さで切断し、雨水やごみが入らないように溶接をします。

・ハイスピード工法(弊社では行ったことがないです)
天然の砕石を、穴のあけた地盤に柱状に詰め込むことで、地盤そのものを強くする技術です。





②整地、基礎ベースづくり、防湿シート、型枠

地盤改良が終わって基礎を造るために整地をします。

そして、砕石を撒き、基礎のベースを作ります。砕石はしっかりと踏み固めます。

基礎下地の砕石敷きを行った後に地面から湿気が上がってこないように防湿シートという名前のシートを敷き詰めます。




③鉄筋組み、配筋検査

ベースと立ち上げ部の鉄筋を組みます。

型枠・鉄筋組みが組み終わったら住宅検査保証機構JIOによる基礎配筋検査を行います。

見えなくなってしまう所も第三者機関を介し、チェックしてもらえると安心ですよね♪





④基礎コンクリート打設

配筋検査が済むと、いよいよ住まいの基礎となる生コンクリートを流し込む作業に入ります。




基礎工事は家づくりの土台となるとても重要な部分です。平面はもちろん、アンカーボルトを入れた立ち上がり部分もしっかり固めていきます。打設後はバイブレーターと呼ばれる振動機を用いてコンクリートを隙間なく行き渡らせます(ここが不十分だと「ジャンカ」と呼ばれる密度の低い部分ができてしまうので、しっかり確認します)。夏場、冬場で固まる時間が変わるのも特徴的です。外部配管工事、雑コン(給湯器置場や玄関ポーチなど構造とは別のコンクリート部)などを終えたら基礎工事は終了となります。




基礎は、家と地面の間にあります。主に鉄筋コンクリートで住宅を支えている部分であり、家の重さを支える重要な部分になります。


基礎を造る方法には、「布基礎(ぬのぎそ)」と「ベタ基礎」の2種類があり、弊社ではベタ基礎が標準仕様となっています。

布基礎が基礎の立ち上りだけを鉄筋コンクリートで覆うのに対し、ベタ基礎は底板一面を鉄筋コンクリートにする基礎です。

地面をコンクリートで覆うので、布基礎よりも地面から上がってくる湿気を防ぎ、シロアリの侵入も防ぐことができます。

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